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【こむら返り】をメカニズムでみる




先日夜中に足がつって起きました、、、😥

患者さんからよくお話をお聞きしていたので、「これか!」とすこし興奮気味になりました😁笑


この足がつるという症状ですが、運動中や就寝中に経験を皆さん一度はしたことがあると思います。 足をつるというと、ふくらはぎの筋肉がつることをイメージすることが多いですが足がつるのはふくらはぎだけではありません。脛(すね)や足の裏、そして全身の筋肉もつることがあります。


今回は、足をつった時に体の中で何が起こっているのか、その仕組みとメカニズムについて説明します。


足がつるとは



医学的に、愛がつることを有痛性痙攣(有痛性筋痙攣:クランプ)と言います。

痙攣とは、筋の不随意的な収縮(自分の意志とは無関係に筋肉が持続的な収縮)のことを言います。

つまり有痛性痙攣とは足がつる際に痛みを伴う筋肉の痙攣ということです。


また足がつるという事を【こむら返り】と言いますが、「こむら」は漢字で書くと「腓」と書きふくらはぎを意味します。


筋肉が収縮するメカニズム

普通、身体を動かす時は、自分の意思で筋肉を収縮させて腕や脚を動かしますよね。

この際、意思を持って身体を動かす時には、その動きの命令が筋肉を支配する運動神経細胞に伝えられ、その結果、運動神経細胞が興奮し、筋肉が収縮します。



詳しく見てみると

通常、筋肉は脊髄にある運動神経細胞(運動ニューロン)が興奮することで収縮します。

その運動神経細胞は、その上位にある脳の前頭連合野のようなより高次の機能を営む部位から信号が送られることにより興奮することが可能になります。


※運動神経細胞は基本的にはいつも興奮していますが、この脳の働きで興奮しすぎないように抑制されています。



ところが高次な機能を営む部位が障害されたときは抑制機能がなくなり運動神経細胞が異常に興奮して電気的刺激を出してしまうので、筋肉が自分の意思に反して(不随意に)収縮してしまいます。

例:脳梗塞の後遺症で、筋肉が収縮し続け、痙攣し硬くなっている状態



運動神経細胞と筋肉の間で行われること

脊髄にある運動ニューロンは活動電位という電気信号で筋肉に収縮するように命令を出しています。

この運動ニューロンと筋肉の繋がる部分(神経筋接合部)では神経伝達物質を放出し命令が伝えられます。


一連の流れを説明すると




①運動ニューロンの神経線維から神経伝達物質であるアセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合

②筋線維の細胞膜内にナトリウムが大量に流入し、脱分極して活動電位が生じます。

③その活動電位が横行小管(T管)を伝導することにより、

④細胞膜内の筋小胞体からカルシウムイオンが放出され、

カルシウムイオンがアクチンフィラメントのトロポニンに結合する

⑥その結果アクチン・ミオシンフィラメントの収縮が起こります。

(⑦)弛緩する際には、カルシウムイオンは回収される

🌟筋肉が収縮ー弛緩するにはカルシウムイオンが鍵となります。



以上が筋肉が収縮するメカニズムとなります。



足がつる原因


❶ミネラル不足や水分不足

マグネシウム、ナトリウム、カルシウム、カリウムといったミネラル電解質は体の中で血液の中に存在し、体の恒常性を保っていてくれています。筋収縮に欠かせないミネラル電解質のバランスが崩れてしまうと、うまく筋肉に神経の伝達がいかなくなって筋肉の収縮に支障が起きます。


また脱水等で体外に水分が排出される際に、同時にミネラルも排出されるためバランスが崩れるます。

これがよく聞く足がつる原因として水分不足や、ミネラル不足といった説明がよくある背景になります。


❷筋紡錘と腱紡錘の連携不足

筋肉には、過剰な動きで損傷をしてしまわないよう、伸び縮みを感知するセンサーが備わっています。それを筋紡錘と腱紡錘といいます。




筋紡錘は筋肉の伸張を感知するセンサーです。

筋肉の伸びすぎで肉離れが起きないように、筋肉が伸びると、引っ張られたよ!!これ以上伸びるないでー!切れるから筋肉縮めて!!」と指令を出し筋肉を弛緩させます。


腱紡錘は筋肉が縮むとき腱の伸びすぎを防ぐセンサーです。

腱が伸ばされたよー!これ以上伸ばすと切れちゃうよー!筋肉緩めて!と指令を出し筋肉を弛緩させます。


そういった体の働きが何かのきっかけで、筋紡錘と腱紡錘の連携がうまくいかなくなり縮んだ筋肉が異常に収縮を続け、筋肉が固まった状態となり弛緩しなくなります。


多いシチュエーションとしては、筋肉疲労であったり、就寝中に無意識に足首が下がった状態(底屈)であったり、水泳で常に足首に力が入ってい待っているときなどがあげられます。


足がつったときの対応方法



つってしまった筋肉をゆっくり伸ばしていきましょう

急に伸ばしていますと、逆に痛みを強く出してしまうことがあります。

また、温めること、筋肉をマッサージすることで縮んでる筋肉を徐々に徐々に伸ばしていくことも大事です。


痛みが怖く、動かないまま痛みがおさまるのを待ってしまいがちですが、強く収縮した筋肉を伸ばさずにしてしまうと、少しの衝撃で再びつってしまうことがあります。


普段からストレッチを習慣化することでつりにくくなりますし、いざつってしまった場合にもすぐに対応できるようになります。




ここから整体 中村公園院


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