骨盤が動けないと、なぜ不調が起きるのか?
- 整体 ここから
- 6月23日
- 読了時間: 3分
更新日:6月30日

こんにちは、ここから整体の一柳成美です!
前回は「骨盤が前傾か後傾か」という“形”よりも、
動きの中でどう使えているかが大事というお話をしました。
今回は、じゃあ実際に「骨盤がうまく動けないことで、どんな不調が起こるのか?」について、もう少し具体的にお伝えしていきます。
骨盤は“中心の土台”
骨盤って、体のど真ん中にある土台のような存在です。
そしてこの骨盤、実は全身のいろんな動きの“ハブ”のような役割を果たしています。
・上半身と下半身をつなぐ
・股関節の動きのベースになる
・姿勢を支える中心になる
・呼吸や内臓の働きにも関わる
つまり、骨盤がうまく動かない=この「ハブ機能」が働かなくなるということ。
そうなると、当然のように、いろんなところに不調が出てくるんです。
骨盤が動けないと、どこに負担がいく?
1.腰痛・股関節痛・膝の痛み
骨盤が後傾や前傾に固定されていて、うまく動けないと、
その分、股関節や膝、腰の関節に余計な負担がかかります。
本来なら「骨盤+股関節」で分散して動くはずなのに、
骨盤が動かないことで、他の関節が一人でがんばることに…。
2.肩こり・首こり
意外かもしれませんが、骨盤が安定しない・動かないことで、
背骨の上の方(胸椎〜頸椎)まで影響が出ます。
姿勢が崩れたり、上半身が緊張しやすくなると、
肩や首がずっと力んだ状態になり、コリや痛みにつながります。
3.呼吸が浅くなる
骨盤の動きは、実は呼吸にも関係しています。
特に、横隔膜や腹圧との連動がうまくいかなくなると、
「浅くて速い呼吸」がクセになり、リラックスしづらい体に…。
結果として、自律神経が乱れやすくなったり、疲れやすさにつながる方も多いです。
4.お腹やお尻がたるみやすくなる
骨盤がうまく動かないことで、
お腹やお尻の筋肉が「使えない状態」になってしまうことも。
すると、筋力が落ちてたるみやすくなったり、姿勢も崩れて、より動きづらくなる…という悪循環に入ってしまいます。
「骨盤を動けるようにする」って、どういうこと?
ここでいう“動ける骨盤”とは、
ただストレッチで柔らかくするという話ではありません。
・前傾・後傾・左右の傾き・ねじれなど、あらゆる方向に少しずつ動ける
・動きの中で必要な範囲で動き、不要なところでは安定できる
・他の関節と連動して、効率的に体を動かせる
こうした“機能的な動き”ができる状態こそが、「整っている」といえる骨盤の状態なんです。
不調は、「使えていないサイン」かもしれない
腰が痛い、肩がこる、足がだるい、体が重い…。
こうした不調は、もしかすると「骨盤が動けていないよ」というサインかもしれません。
骨盤が本来の動きを取り戻すことで、
それまで頑張りすぎていた場所が楽になったり、
今まで気づいていなかった体の軽さや自由さに出会えることもあります。
最後に
大事なのは、ただ骨盤の角度を“理想の形”に近づけることではなく、
その人の日常生活にフィットした「動ける体」を取り戻すこと。
その土台として、骨盤の動きを見直すことは、とても大きな価値があります。
「なんだか最近、体が思うように動かないな」
「疲れやすくて、姿勢も気になるな」
そんなときは、骨盤の“動ける力”を見直すチャンスかもしれません😊
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