猫背はよくないよ
何度言われたことか...
小さい頃、姿勢を正すためにと母親に背中に定規を入れられた事があります😥
妹は胸を張った姿勢にするために鎖骨骨折の際に使用する「クラビクルバンド」をつけられていた事もあります。
懐かしいなあ思うと同時に、「無意味やん」と今は思います。
猫背がよくない。
そう言われると良い姿勢を意識してしまいますよね。
だから、良い姿勢が意識できるように背中を無理に伸ばしたり、反らしたりします。でもそれは猫背でいるとき以上に余計に負担がかかります。
この猫背をそのままにすると顎関節症、頭痛、肩こり・腰痛や、イライラや不安、めまいといった不定愁訴の原因にもなります。
じゃそうすればいいか...
今回は猫背のメカニズムを紐解き、どんなアプローチすればいいかお話ししたいと思います。
猫背とは
猫背は、猫のように背骨が丸くなってしまっている姿勢のことです。
背骨は、頸椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎から構成され、頸椎、腰椎は前弯し、胸椎は後弯というように、弯曲しS字カーブ(生理的な弯曲)を構成しています。
そのなかで、胸椎で後弯が強くなる状態、つまり背骨の丸まりが強くなることが猫背ということになります。またの名を円背、亀背ともいいます。
猫背は、背骨のS字カーブが崩れている姿勢なので、衝撃吸収がうまくできなくなり、体への負担がとても大きくなります。
猫背に伴うアライメント不良
1 頭部前方変位
胸椎部が後弯が強くなると、背中の部分が後に移動し重心が後ろに倒れやすくなるため、頭を前方に移動させバランスをとろうとすることで頭部前方変位が伴います
つまり、胸椎が後弯し連動して頭部前方変位が生じます。
頭が前に移動すると目線が下がるために、目線を上げた状態に保つために上位頚椎を伸展するような代償も生じます。
上部頚椎が伸展位で維持されることで、後頭下筋群の慢性的な短縮が起こります。頚椎伸展筋群は短縮しそれに伴い、頭痛、頚部痛、めまい、耳鳴りなどの症状が引き起こされます。
2 肩甲骨外転に伴う上腕骨前方変位
さらに、胸椎は後弯することで肩甲骨の外転運動連鎖が起こります。重心の後方移動の代償も補おうとするため、頭部前方変位だけではなく肩も前に出ます。この際、背部の筋群は伸張、前胸部の筋群は短縮します
※上腕骨頭の前方変位によって、肩関節の運動障害が引き起こされ、肩関節の挙上に伴う痛みが現れます
頭部前方変位及び肩前方変位により、上半身の前後筋肉のバランスに問題が生じています
この状態を「上位交差性症候群」といいます。
上位交差性症候群では以下のような筋肉のバランスが不均衡になります
3 顎関節への影響
顎関節の関節窩を形成している骨は側頭骨という頭蓋骨の一部です。その頭蓋は頸椎に支えられているため、頸椎が正しく機能(運動)して 頭部を支えなければ、顎関節は正しく機能できないのです。つまり、猫背に伴う頭部前方へにより頸椎のアライメントが崩れると、顎関節への影響も起こります。
■アプローチは??
❶筋肉へのアプローチ
短縮筋群をリリース&ストレッチしたり、延長筋群を収縮させて元の長さと緊張具合に戻せるようなアアプローチを行う
❷関節へのアプローチ
なにより胸椎伸展の可動性を確保する事が必要です。
ただ、これについても無理に伸展可動域を上げることは危険です。
肩甲骨や頸部のアライメント不良からであれば、上肢からの運動連鎖から胸椎伸展を促す
骨盤後傾しそれに共なる腰椎の運動連鎖の破綻から胸椎の後方凸が生じているのであれば、骨盤からの運動連鎖で胸椎の伸展を引き出す必要があります。
これらのアプローチを判断するために、まずはしっかりと患者さんの運動評価を行うことが大切です。
当院での取り組み
以上の事を踏まえ、アライメント評価はもちろんのこと各関節の可動域評価を行い、PNF療法にて筋肉や関節へのアプローチをおこない、各関節可動域の改善することで、調えそしてご自身が正しく使える体にする施術をさせて頂いております。
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