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「骨盤の前傾・後傾」だけでは語れない、あなたの体の本当の状態

  • 執筆者の写真: 整体 ここから
    整体 ここから
  • 6月23日
  • 読了時間: 3分




こんにちは、ここから整体の一柳成美です!






整体やトレーニングの現場でよく耳にする言葉に、

「骨盤が前傾してますね」「後傾ぎみですね」といった表現があります。


確かに、骨盤の角度は、体のバランスや状態を知るうえで大切な判断材料のひとつ。

でも、実はそれは“ほんの一部”に過ぎません。


静止しているときの骨盤の角度だけで、体の状態を判断してしまうのは、とてももったいないことなんです。





姿勢は「止まっている時」だけではない


人の体は、ずっと止まっていることの方が少なくて、

座ったり立ったり、歩いたり物を拾ったり、

日常の中では常に「動き」の中にいます。


静止している時に前傾なのか後傾なのか、というのはあくまで“その瞬間”の状態。

それよりも、注目したいのは、


・その姿勢にどうやって移行しているか

・その状態でしっかり支えられているか

・動きの中で、他の関節や筋肉との連携ができているか



など、動作の中でどんなふうに体が使われているかという視点です。





「いつも同じ使い方」になっていない?


たとえば、座っている時も立っている時も、何かを拾うときも…

どんな体勢でも無意識に骨盤が後傾してしまう状態があるとしたら。


最初はそれほど困らないかもしれません。

でも、少しずつ姿勢が崩れたり、体のどこかに負担がかかりやすくなってきます。


それは、“その時の姿勢”だけでなく、

「どう動いてそこに至っているか」

が原因になっていることも少なくありません。


体の不調は、静止している姿勢よりも、

「動きの質」や「使い方のパターンの少なさ」からやってくることが多いのです。





動ける骨盤が、動ける体をつくる


本当に大事なのは、骨盤が「前傾しているか」「後傾しているか」ではなく、

必要なときに必要なだけ、柔軟に動けるかどうか。


・座るときに自然と骨盤を立てられる

・しゃがむときにうまく前傾して体を預けられる

・無理のない位置で安定できる



そんなふうに、**日常の動きの中で“使える骨盤”**であることが、

体全体の使いやすさや不調の出にくさにつながっていきます。





日常のクセに気づくことが第一歩


・座るとすぐ背中が丸まっていませんか?

・立っているとき、片側に重心が寄っていませんか?

・物を拾うとき、膝より先に腰を丸めていませんか?



こうした「無意識の体の使い方」に気づくことが、改善への第一歩です。


当院では、静止姿勢のチェックだけでなく、

動作の中での骨盤や体の使い方を丁寧に見ていくことで、

より自然で、負担の少ない体の動かし方を一緒に育てていきます。


骨盤の角度に一喜一憂するのではなく、

「どう動けるか」という視点を、ぜひ大切にしてみてくださいね。

 
 
 

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